無観客試合とは?浦和レッズに下された厳罰と過去の無観客試合

ついにJリーグ史上初の無観客試合が行われることが決まってしまいました。
3/8の浦和vs鳥栖(埼スタ)で、浦和サポーターの一部が人種差別を示唆する横断幕を掲出したことに対する処分です。

3/23(日)に埼玉スタジアムで行われる浦和vs清水の試合が対象となります。

サッカーボール

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無観客試合とは?

Wikipediaには下記のように書いてあります。

無観客試合は主に観客のトラブルなどを原因とする規制措置や制裁であり、多くのスポーツにおいて試合主催者となるチームや観客に対しての罰則として規定されている。

これにより、主催者は入場料収入が0になり、原因となった観客だけでなく、他の大勢のファンも試合を見ることができません。さらにはアウェイチームのファンも入場できないという、迷惑極まりない話です。

また、罰則以外でも、テロや暴動の危険性がある場合や、インフルエンザなどの流行によって無観客試合が検討されることもあります。

日本では、2009年のACLのガンバ大阪vsFCソウル戦や、キリンチャレンジカップの日本vsチリ戦で、無観客試合が検討されました。

また、同時期に新型インフルエンザが流行したメキシコでは、国内のプロサッカーリーグの176試合を無観客で行ったこともあります。

過去の主な無観客試合(日本関連)

2005年6月8日 北朝鮮 vs 日本

この試合はドイツワールドカップのアジア最終予選で、平壌で行われる予定でしたが、3月に行われた北朝鮮のホーム・イラン戦で行われた北朝鮮サポーターのフーリガン行為が原因で、中立国での無観客試合となりました。

結局試合はバンコクで行われましたが、スタジアムの外から日本代表のサポーターが声援を送って見事勝利をおさめたのは記憶に新しいですね。

2012年9月23日 遼寧宏運 vs 杭州緑城

この試合は中国リーグの試合で、尖閣諸島の領有権に絡む反日デモの影響から、開催日、開催地を変更して行われました。
杭州緑城の指揮を取っていたのはコンサドーレ札幌の監督経験もある岡田武史氏でした。

岡田監督は試合後の会見で、「私はできることをやる。中国人も日本人も、サッカー界としてともに団結すべきだ。私はサッカーに集中しているから、政治的要因などの重圧は考えたことはない」と話していました。

Jリーグ初の無観客試合

冒頭にも書いたように、3/23(日)に埼玉スタジアムで行われる浦和vs清水の試合が、Jリーグ史上初の無観客試合となることが決まりました。

原因となった横断幕を掲出したのが浦和サポーターということになっていますが、正直、こんなことをするのはサポーターではないと思うし、チームを応援する他のサポーターや、相手チームのサポーターが気の毒でなりません。

このようなことが今後起こらないよう、運営のみなさんにはがんばってほしいと思います。
みんながスポーツを楽しく観戦・応援できることを祈ります。

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